大須賀覚
がんになるリスクを下げる5つの食品【書籍オンライン編集部セレクション】
信頼できる研究によって「がんのリスクが下がる」と証明されている5つの食品を紹介します。

第12回
「2万人がこのがん治療法を受けました」といった宣伝文句にほとんど意味がない理由
医学情報の信頼度についても触れておきましょう。一番信頼できるのが、すでに述べてきたランダム化比較試験の結果や、診療ガイドラインに書かれている内容です。ただし、これらを一般の方々が目にする機会はめったにありません。

第11回
早期の緩和ケアにはオプジーボ並の延命効果がある
緩和ケアを早期に導入した結果、2.7ヵ月の延命効果があったと言うのです。これは、発明者がノーベル賞を受賞したオプシーボの延命効果である2.8ヵ月に匹敵します。

第10回
「がんの自由診療」を規制する法律はない
クリニックレベルの医療機関で、科学的根拠のないような免疫療法や遺伝子治療などの怪しげな治療が行われているのです。

第9回
レビューが高評価の「がん本」は信用できるのか?
カスタマーレビューが高ければ、そのがん本は信用できそうに見えますが、そんなことはありません。

第8回
「高額ながん治療法は期待できる」と考えるのはなぜ間違いなのか
がん治療法に対するよくある誤解が、高額な治療ほどいいに違いないという考えです。これは明らかに間違っています。

第7回
「マウスに投与したらがんが消えた!」という宣伝文句を信じてはいけない理由
がんの新薬候補のうち、最終的に効果が期待できると認められるのは、0.01%程度。「臨床試験」という実際に人に試す段階まで進んだ新薬候補でも、最終的に認めらえるのは3%と言われています。

第6回
「最高のがん治療」とは「標準治療」のことである
私たちが何よりも大事だと思っているのが、「がんになったらまずは標準治療を検討してください」ということです。がん治療の選択で一番大事なものと言えば、これに尽きます。

第5回
「トンデモ医療」にはまるがん患者を減らすためにはどうしたらいいのか
がん治療は、この10年で確実に進歩しています。それなのに、その治療を選ばずに、詐欺的な治療の被害に遭い、命を失う患者さんが現実に存在しているのです。

第4回
一部のサプリには抗がん剤の効果を弱める可能性がある
サプリの摂取は抗がん剤の効果を弱めてしまうかもしれないので、抗がん剤治療を受ける方は、サプリメントの摂取について担当医に相談してください。私の現時点での見解としては、中止を検討すべきだと思います。

第3回
糖質制限はがんに効くのか?
将来的にがんを治すような食事法が発見される可能性はゼロではないものの、現時点で、確実にがんを治す、もしくは進行を遅らせるものは見つかっていません。

第2回
がんになるリスクを下げる5つの食品
信頼できる研究によって「がんのリスクが下がる」と証明されている5つの食品を紹介します。

第1回
教育レベルと収入が高い人ほど怪しいがん治療にはまる
教育水準が低い人のほうが怪しいがん治療を受ける割合が多いのでは――。多くの人がこう予想します。ところが、現実は違うようです。
