2024.1.30 日本の脳死移植は欧米の「50分の1」、“世間”に根差した提供者が増えない2つの理由 日本では100万人当たりの脳死者の臓器提供者数が欧米諸国の50分の1から10分の1と少ない。人は死んでも現世にとどまるという死生観や相互の「お返し」ルールなど、日本の社会風土に深く根ざした考え方や慣習が影響しており、脳死移植が欧米並みに増…
2023.11.7 ジャニーズ問題でも起きた被害者への誹謗中傷、「SNS匿名率75%」の日本の不条理 「ジャニーズ性加害問題」を告発する被害者が逆にネットで誹謗中傷などの攻撃を受けるのは、SNSの匿名率が75%と世界でダントツに高いことやその背景にある同調圧力の強さなど、日本社会特有の原因がある。
2023.8.15 「人助けランキング」日本は世界118位、ビリから2番目に“納得の理由” イギリスの慈善団体が毎年公表する「人助けランキング」で日本は世界118位と下から2番目。背景には顔見知りの人には親切でも知らない人のことは無関心で距離を置く日本特有の二重構造がある。
2023.5.15 「迷惑動画」はおバカな若者の暴走にすぎないのか?政治の劣化と共通する深刻問題 若者の迷惑動画や首相秘書官の差別発言に共通するのは「身内」への承認欲求や支持獲得が優先され「社会」が意識から抜け落ちていることだ。これでは問題が起きても変革が進まず閉塞感が充満する社会になりかねない。
2023.1.10 ウイズコロナでマスク「着用不要」でも外さない日本人の“呪縛の根源” 政府は「ウイズコロナ」で屋外での原則マスク着用不要を掲げるが、多くの人が外出の際もマスクを外さないのは、周囲の同調圧力や視線にさらされない安心感を得るなど、日本人が「世間」を過剰に意識し「世間のルール」に縛られていることがある。
2022.9.13 安倍元首相国葬の危うさ、社会より「世間のルール」優先で要求される忖度 安倍元首相の国葬は法的根拠も曖昧なまま行われそうだ。日本では「社会」と仲間ウチだけが意識された「世間」が混在するが、国葬は「世間のルール」が優先された典型だ。弔意の表明でも「世間」の同調圧力が懸念される。
2022.7.4 知床観光船事故でも「土下座謝罪」、日本独自の儀式がなくならない理由 知床遊覧船事故でも繰り返された“土下座謝罪”がなくならないのは、法的な責任とは別に「世間」への謝罪が必要だという意識や日本人の自己肯定感が低いなど日本特有の理由がある。
2022.3.28 「小室圭さんバッシング」が世間で止まらない3つの理由 秋篠宮家の眞子さまと結婚した小室圭さんへのバッシングがいまだ止まらないのは、「個人」意識が弱く「自分は自分、他人は他人」という気持ちにならず、「家意識」にとらわれる日本人特有のメンタリティーがある。
2021.12.31 「同調圧力」が日本成長の足枷に、職場の“謎ルール”廃止が改革の第一歩 日本特有の同調圧力の強さはコロナ禍ではプラスに働いた面があるが、独創性や多様な発想が生きるポスト工業経済では成長の足かせだ。職場などで闊達(かったつ)な議論ができる取り組みを始めることだ。
2021.10.8 死刑廃止の世界に取り残される「死んでおわび」の日本文化 先進国では日本と米国が数少ない「死刑存置国」だが、米国でもバイデン政権で変化が見られる。日本では死刑制度への支持が厳罰化の流れでむしろ強まっており世界と逆向きの国になっている。
2021.8.2 日本で欧米より「ワクチンハラスメント」が起きやすい2つの理由 ワクチン接種の進捗(しんちょく)とともにワクチンハラスメントが目立ってきたが、日本は「他人迷惑をかけるな」といった欧米にはない「世間のルール」がホンネの世界で機能し強い同調圧力が働く社会だからだ。
2021.5.10 国際的「男尊女卑国」日本、世界とズレる大きな理由 世界経済フォーラムの男女格差報告書で日本は今年も下位だが、男女差別が見えにくいのは、日本人特有の社会観である「世間」のなかに「身分制のルール」が組み込まれているからだ。
2021.2.22 時代錯誤のコロナ罰則導入、背景に日本特有の「世間のルール」 新型コロナウイルス感染防止で入院や隔離など拒否する人に対して罰則を導入するのは、感染者差別を助長する恐れがある。日本社会特有の同調圧力の強さや「ケガレの意識」などが背景にある。