2022.10.27 稲盛和夫氏と川崎重工創業者、たたき上げ経営者の意外な「3つの共通点」とは 京セラやKDDIを創業し、JAL再建にも尽力した稲盛和夫氏が8月、逝去した。組織を小集団に分けて効率化を図る「アメーバ経営」や仏教的な「利他の心」を重視する独自の経営理念で、“経営の神様”と称された稲盛氏。その生きざまには、約150年前に一…
2022.7.25 伊藤博文、犬養毅…要人銃撃が連鎖した時代と現代との「意外な類似点」 参院選の選挙期間終盤、7月8日に安倍晋三元首相が銃撃され、命を落とした。21世紀の日本でこんなことが起こるとは、にわかに信じがたい事件だ。しかしながら、近代史を振り返れば、要人銃撃や首相暗殺などのテロは枚挙にいとまがない。およそ1世紀…
2022.7.9 津田塾大を創立、6歳で渡米し女子教育に人生ささげた「津田梅子」の壮絶人生 世界経済フォーラム(WEF)が、ジェンダー不平等、男女格差の状況を分析して発表している「ジェンダーギャップ指数」。日本は年々順位を下げ、2021年版では対象153カ国中120位となっている。依然格差のある日本社会、そんな状況で新5000円札の肖像…
2022.5.27 黒船ペリーより明治維新に影響を与えた「学校で教わらない外国人」の正体 大国のエゴによって再び戦争が引き起こされた。長期化する戦争の被害者となるのは市民であり、ウクライナでも惨劇は繰り返されている。大国の軍事力が小国を蹂躙(じゅうりん)する覇権主義、それは近代国家成立の150年前に「東洋の小国」日本が直…
2022.3.19 「麦飯男爵」と呼ばれた医師・高木兼寛からコロナ禍の今、学べること 新型コロナウイルスの世界的流行は、オミクロン株の爆発的な感染拡大によって一段と深刻な状況を招きつつある。今ほど「疫学」への見識が問われている時代はないのではないか。さて、疫学の原点を考えるとき、明治初頭に実証的な疫学の重要性に気付…
2022.2.4 坂本龍馬の功績が「出来過ぎている」ワケ、ドラマでは描かれない実像とは 幕末の英雄として多くのドラマや小説で描かれてきた坂本龍馬だが、実はその功績の多くが創作であるとの見方が強まっている。歴史教科書では「薩長の盟約に尽力した」という程度の紹介にとどまり、幕末史研究の専門家からは虚像と実像との乖離(かい…
2022.1.25 大隈重信を寛容な男に変えた「盟友・五代友厚からの手紙」とは 大河ドラマ『青天を衝け』をきっかけに、渋沢栄一とともに注目を集めた明治初期の経済人・五代友厚。その五代が、参議・大隈重信と非常に親しかったことはあまり知られていない。実は二人の信頼関係は厚く、かつて独断専行の気があった大隈を、五代…
2021.12.27 五代友厚に“周回遅れ”だった渋沢栄一、負け組からの「逆転の軌跡」 「東の渋沢、西の五代」と並び称された、明治初期の起業家・経済人である渋沢栄一と五代友厚。12月26日(日)に最終回を迎えたNHK大河ドラマ『青天を衝け』では、それぞれを吉沢亮、ディーン・フジオカが演じた。いずれも産業分野におけるパイオニ…
2021.12.11 東京・上野の「西郷隆盛」像が犬を連れている意外な理由 東京・上野公園にある、西郷隆盛の銅像。特徴的なのは、「犬を連れている」ことだ。武士や軍人、政治家の銅像といえば立派な格好をしているのが普通だが、なぜ“普段着で愛犬連れ”だったのか。その理由をひもとくとともに、西郷と犬の関係から人物…