原田曜平
伝説の少女漫画「NANA」に「VHS」「槇原敬之」…Z世代“平成レトロブーム”の中身が意外すぎた
平成初期の文化が今の若者に親しまれるようになり、「Y2K(Year 2000)」ブームと呼ばれています。令和はもはや、どんなコンテンツが再ヒットしても不思議ではない時代です。Z世代を対象にした最新の調査では、2000年代に大ヒットした少女漫画「NANA」、懐かしの「VHSビデオ」、歌手・槇原敬之さんの代表曲「もう恋なんてしない」のリミックス版など、数年前には予想だにしなかったものが若者に注目されていることが分かりました。その詳細を徹底リポートします。

韓国発「偽たまごっち」にZ世代がどハマり!なぜ本家本元バンダイの復活版じゃない?
平成初期の文化が今の若者に親しまれるようになり、「Y2K(Year 2000)」ブームと呼ばれています。令和はもはや、どんなコンテンツが再ヒットしても不思議ではない時代です。Z世代を対象にした最新の調査では、韓国ブランド発の「たまごっち風デバイス」が若者の注目を集めていることが分かりました。本家本元・バンダイが再展開している新型とは異なる“偽物”です。なぜこんなものが出回り、しかも人気になっているのでしょうか。その裏側にある事情を解説します。

孫娘が「認知症の祖母」をいじる動画がTikTokで大ウケ、“韓流”の次のZ世代ブームが何か変だ
つい最近まで、若者の間では「韓流」の大ブームが起きていました。ですが、今夏から少し潮目が変わってきた印象です。Z世代に「最近ハマっていること」を聞いても、韓国関連のコスメやアーティストの名前が挙がることが減りました。その代わりにSNS上では「なぜこんなものが?」と疑問を覚えるような動画が人気になっています。その中には、孫娘が「認知症の祖母」をいじっている、胸が苦しくなるようなコンテンツも――。こうした動画の流行の背景にある、意外な要因を探ります。

「店員が超失礼」がウリの飲食店をZ世代が楽しむ訳、客にテキーラ噴射・メニュー放り投げ…
Z世代のトレンドを深掘りする本連載。前回は初対面の店員が“タメ口”を使ってくる「友達がやってるカフェ」を紹介しましたが、似たコンセプトで注目を集めている飲食店はまだまだ他にもあります。お客さんの口に水鉄砲でテキーラを噴射したり、メニューの紙を無言で放り投げたり――。こうした「店員がわざと失礼な態度を取るお店」が、今の若者にウケているのですが、それはなぜでしょうか。その背景にある意外な要因を探ります。

「久しぶり!」「待ってたよ」。本当は初対面にもかかわらず、店員が「もともと友達」という設定でフランクに話し掛けてくるカフェがZ世代に人気です。一歩間違えれば“失礼なお店”という印象を持たれかねない中、なぜこのカフェは若者にウケているのでしょうか。その要因を探ると、「友達キャラを演じている店員と話してみたい」「店内の様子をSNSに載せたい」といった単純な動機だけではない意外な理由が見えてきました。

日本のZ世代の間で「韓流」が大ブームとなっています。K-POPアーティストの人気が沸騰しているほか、「韓国発」「韓国コラボ」の化粧品・洋服・食べ物なども大ヒット中です。そのなかには、Z世代の研究を専門とする筆者でさえ「こんなモノまで…」と驚くような商品も含まれています。そこで今回は“意外なヒット商品”の正体と、売れている理由を解説します。

タレントの山口もえさんと、芝浦工業大学教授でマーケティングアナリストの原田曜平さんには「同じ幼稚園の同級生」という意外なつながりがある。二人とも1977年生まれの45歳、ちょうど「団塊ジュニア」と言われる世代だ。人口が多く、就職氷河期を経験していて、時代の節目の世代と言われることも多い。社会の価値観が大きく変わりつつある中で、何を感じているのか。また、これから50代、60代をポジティブに迎えるための考え方の秘訣を語り合った。

昨今の飲食業界では、「カルーアミルク専門店」「梅酒カクテル専門店」など、ラインアップを特定の商品に絞ったニッチな店が台頭しています。中でも、動物由来の原料を使わない「ヴィーガン専門店」が人気を集めており、今年1月にも都内に新店舗がオープンしました。ですが実は、ヴィーガン食品を好む日本の若者の中には、牛肉を使った焼肉も「大好き」という人が多いのです。一見すると矛盾した消費行動の裏に、どんな考え方があるのでしょうか。

メタバースの要素を取り入れた新感覚SNS「ボンディー」が日本に上陸し、若者の間で話題になっています。ですが、未体験の人や大人の中には「どこが面白いの?」と疑問を持つ人がいるかもしれません。そうした層にも、若者のリアルな熱量や評価を感じてもらうべく、現役大学生と筆者で座談会を行いました。その中で語られた「意外な魅力」とは何だったのでしょうか。
