断られたくない人は、疑似的な失敗を体験できる

KENJI「モテる人ってなんでモテるか」をわかっていますよね~。反対に、恋愛が苦手という人は、「恋愛を失敗したくない」と思ってるの。

白鳥『モテるメール術』に書いてある「10回ぐらいは断られても申し込んで」というのは本当に必要なんです。だって女性は「断りたい」もの。

KENJI そう~!女性って、その方と結婚したときのエピソードを言いたいのよ。「10回も誘ってきたから、もうしょうがなくてさ~」みたいな言い訳が必要なんですよね。

 けれども今、女性が「肉食女子」以上の「恐竜女子」にならないといけなくなっている。男性から誘うというのがほとんど皆無。今の若い男性からすると、自分から手を出すのが嫌みたいなんです。

「添い寝フレンド」が流行ってると言われてるんですけど、大学講師をしているときに男子学生に聞いてみたら、「じつはヤリたい!」と。「だけど、誘われてヤッたにしたい」と言うんです。

 今の男性はわかっているんです。自分から行くと、ネタになっちゃうことを。「寝た」が「ネタ」になっちゃうみたいな(笑)。

 自分から積極的に行かないのはネタにされちゃうから。だから、安易に手を出さないんです。

白鳥 それが冒頭のマナーの話につながるんですよね。お見合いでも似たようなことがあるんです。「この人がいい」と男性が女性に申し込む。でも、3人ほど断られたら、「もうお見合いをしたくない!」と。

 毎回、「NO」を突きつけられるので、じつは婚活ウツは男子のほうが多いんです。

KENJI なるほど~。この本はある意味、自分から攻める前提じゃないですか。でも、このノウハウって、たとえるなら「網掛け漁」ですよね。

 このノウハウ通りにやればいいから安心できるし、心構えを知ることができるわ。

「自信」って、自分を信じること。やっぱり、自信をつけるには、多くの失敗をするしかないですよね。恋ができない恋愛難民は、失敗したことがないから前に踏み出せないだけで、勇気を与える1冊。