労働環境においては
企業ごとに差がある現実

 続いて、働く上での環境はどうだろうか。最近は、パワハラやブラック企業が改めて社会問題になっているが、たとえば大企業と中小企業では、労働環境や福利厚生においてどんな傾向があるのだろうか。

 まずは、大企業のビジネスパーソンから聞かれたコメントを紹介しよう。

「労働環境については不満を感じていない。単純に社員が多いので、自分だけでやるのが厳しい場合は他の人と分担することも可能。アルバイトも雇うので雑務に追われにくいというのはあるはず」(33歳男性/メーカー)

「労働組合がしっかりしているのは大きい。福利厚生についても整っている。ただ、組織が大きいので、対人関係でのしがらみやプレッシャーで辛い思いをするケースはあるかも。お世話になった人や仕事で関係している人が社内にたくさんいるので、対人関係は面倒になる」(36歳女性/サービス)

 一方、中小企業ではどんな意見があるだろうか。

「中小企業の労働環境や福利厚生は、企業によってバラバラだと思う。確かにブラックなところもあるようだけど、一方で小規模ゆえに、社長が自由な社風をつくっている企業も知っている。たとえば『毎日出勤しなくてもいい』とか、『夕方からは職場でお酒を飲んでもいい』とか。中小企業は、社長の考え一つで大きな違いが出る」(35歳男性/ウェブ制作)

「うちの会社は福利厚生が整っていなかったけど、上の人に直談判していくつか制度を増やしてもらった。確かに中小企業は環境が整っていないケースもあるけど、社員の意見が届きやすいのも中小企業だと思う」(29歳女性/PR)

 働く環境については、大企業も中小企業も企業ごとでかなりの違いがあるだろう。中小企業については、「意見が反映されやすい」という面がある。もし環境が整っていない場合でも、そこから社員の努力で成熟していくケースもあるだろう。

何を求めるか明確にすることが
理想の会社を見つける1歩

 そして最後に、長い人生を考えた上での「安定」について比較してみたい。まずは大企業のビジネスパーソンから聞いてみよう。