しばしば「怒る」と「叱る」の違いはという話があると思いますが、まさに、叱っているというよりは、単純に感情的な要因で「怒っているんだな」と認識されてしまうのです。

 そうなると、部下はどう思うのか。

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 今、上司が指摘している内容は、「個人的な見解」あるいは「思いつき」だなと認識するようになります。そもそも「怒る」というのは「個人の感情」の状態を示すものであり、「叱る」は「対象者に対しての行為」を示すものであり、まったく違うものだからです。

 部下が、上司の言うことを素直に聞くことができるのは、前述した通り、組織が勝利するためや個人が成長するための「ルール」だと認識した時です。

 つまり、感情的に「怒る」ということは、発している内容が「ルール」ではなく、「個人的な見解」であると認識させることに他なりません。

 部下を「叱る」ことから逃げてはいけません。それは、管理職として、リーダーとしての「重要な役割」だからです。その際、部下と前提のルールをしっかりと合わせておくことを意識してください。そして、絶対に感情的に「怒る」ことはやってはいけません。