高齢者向け賃貸住宅「サ高住」を利用

Fさんは別居を決め、義母には「サ高住」に移ってもらうことにしました。
「サ高住」とは「サービス付き高齢者向け住宅」の略で、都道府県単位で認可・登録された、バリアフリー対応の高齢者向け賃貸住宅です。

おもに民間事業者によって運営され、介護認定のない高齢者から、軽度の要介護状態の方までを受け入れています。

普通の賃貸住宅と違う点は、生活相談員が常駐して、入居者の安否確認やさまざまな生活支援サービスがあることです。
簡単に言えば“見守り付きの高齢者用賃貸住宅”です。

基本的にはキッチンやバスルームのある個室で生活しますが、共同で使える食堂やリビングなどがあるところが多く、食事を提供してもらうこともできます。

Fさんは自宅近くで、陽当たりのよい新築マンションのサ高住を見つけました。
最近はサ高住が急激に増え、新しいきれいな物件も珍しくありません。

義母も家事や育児に協力できないので、別居に納得。
よい部屋だと喜んでくれました。