震災から50日、課題は変化しているが支援はまだまだ必要

■4.30
  今週も南三陸町歌津地区の泊浜と、初めて要請があった津山に支援活動に行かせていただいた。早くも震災から50日が経とうとしている。

 今回も約3,000食の炊き出しと、4トン分の物資を届けることができた。よくよく考えてみると……震災2日後から被災地への支援活動をさせていただいているが、合計すると凄い食数を提供させていただいている……これも、本当に愛ある皆様方のおかげとしか言いようがない。

 そろそろ食事面では落ち着いてきた様子も見受けられる。まだ苦しいところもあると思うが、比較的物資が供給されている個所では、課題が次の段階に進みつつある。泊浜でも食事面では少し落ち着き、電気ももう少しで復旧しようとしている。水道こそまだ復旧していないが、幾度かにわたる支援活動によって確実に生活は安定してきている。

 泊浜の次の課題はがれきの撤去と、漁への復帰だ。泊浜は海の街だ。当然、漁は街の生命線になる。しかし、課題は山積している。漁を再開しようにも、船が全て流された、大船渡の造船所も崩壊した、浜辺や海中にがれきがあふれている、等々……。しかも泊浜では、養殖が盛んだったので、養殖するにも最低6ヵ月~1年という長い時間を要する。

 こうした課題の変化は泊浜だけに見られる光景じゃない。どの地域でもこうした問題の変化は起き始めている。