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河村浩明・シマンテック(日本法人)社長インタビュー
「爆増する“脅威”に打ち勝つ情報保護を企業に提案。
セキュリティ、バックアップ、ストレージを3本柱に」

【第1回】 2011年7月4日
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 年初から富士通マーケティングと協業し、クラウド型ウィルス対策サービス「BSTS」(ビステス)への製品提供も始めた。また、昨年末より、富士通株式会社が提供するクラウドサービス「FGCP/S5」(旧名称「オンデマンド仮想システムサービス」)に対して、シマンテックの企業向け統合セキュリティ・ソリューション「Symantec Endpoint Protection」(シマンテック・エンドポイント・プロテクション)の提供も、併せて開始している。

 これらサービスでは、複数のセキュリティ技術を1つの管理コンソールで一元的に管理できる法人向けセキュリティソフト「Symantec Endpoint Protection」が使われている。

――ユーザーの反応はどうだろうか。

 たとえば、今年後半から販売を予定している最新版の「Symantec Endpoint Protection 12」については、500社以上のエンドユーザーやパートナーにベータ版を提供し、技術検証をしてもらっている。

 同製品は、シマンテックのクラウドベースの評価技術である「Insight」(インサイト) を搭載し、エンドポイントのセキュリティレベルを大幅に向上させることに成功した。仮想環境における学習効果の仕組みにより、「快適に使える」「スキャン時間が最大7割も早くなった」など、反応は想像以上によかった。

 何から何まで「クラウド」と名づけて提供すればよいというわけではなく、地に足のついた戦略でなくては勝ち残れない。我々は、あくまで顧客の情報を保護、管理することをメインにクラウド戦略を展開していく。

スマートフォンのセキュリティ需要も拡大
性能は大事だが、品質を第一優先したい

―― 一方で、コンシューマ市場ではスマートフォン向けのセキュリティニーズが高まっている。仕事でスマートフォンを使う社員が増えるなか、企業にとってそれを管理することも重要な課題となる。法人向けビジネスに力を入れるシマンテックにとっても、商機につながりそうだ。

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