なぜ温泉に入ると、疲れてしまうのか?

「温泉やお風呂に入るのはもうやめたほうがいいのかな」

 そう思った人もいるかもしれませんが、私は温泉や入浴自体を否定しているわけではありません。熱い湯に入るのが問題なのです。

 熱いお風呂に長時間入れば、汗が流れてきます。

 このとき体内では、体温、心拍、血圧などが大きく変化して、それらを調整する自律神経には過大な負担がかかっています。

 その結果、自律神経にある細胞内で活性酸素が大量発生し、細胞が酸化してさびてしまい、疲労が起こるのです。