冷蔵庫のじゃがいもは
何に変身するのか?
ただのじゃがいもも、本書のレシピどおりにすれば、ワンランク上の絶品レシピに生まれ変わります。
たとえば、子どもたちが大好きな「ポテトサラダ」(本書 p.98に詳細)や、「フライドポテト」(本書 p.99に詳細)、「じゃがいものピュレ」(本書 p.100に詳細)、「アッシ・パルマンティエ」(本書 p.101に詳細)などです。
「フライドポテト」は大人も子どもも大好きですが、オーロラソースやマスタードソース(ともに本書 p.99に詳細)など、ソースが変わるだけでも一気に食欲が増します。
これを近所の方々に提供したら、尊敬の眼差しがあなたを襲うでしょう。
本当においしいレシピです。
志麻さんのポテトサラダは、とってもシンプルです。
中に入れる具はなんでもいい。きゅうりやハムがないとできないわけではないのです。
それでは、志麻さんにポテトサラダのコツを教えてもらいましょう。
「レンジでチンしたじゃがいもに、熱いうちに塩と酢を入れます。
味は熱いときから冷めるときにしみ込みます。
こうすると、味が“ボヤけない”ので、マヨネーズの量も少なくてすみます。
こうすればしつこくなく、さらっとスイスイ食が進むポテトサラダに生まれ変わります。塩と酢だけで基本の味ができ上がるので、うまみがいっそう増すのです。
これはレストラン時代に学んだコツですが、ぜひ家庭でも試していただきたいです。
このベースさえできれば、大人だけでなく子どもも喜んでくれます。
この上に、ハム、ベーコン、ソーセージをカリカリに焼いて合せたり、鮭のフレークなどをパラパラ添えてもおいしい。和風好みなら、塩昆布を入れてもOKです。
ポテトサラダも毎回同じではなく、意外なものをいろいろ試してみると楽しいですし、子どもたちもたくさん食べてくれますよ」
たかがポテトサラダ、されどポテトサラダ。非常に奥深い一品です。
ぜひ今晩試していただければと思います。
彩りあざやかで、冷蔵庫の少ない食材でできる志麻さん「プレミアムレシピ」の数々は、連載第1回 https://diamond.jp/articles/-/140457 を、ぜひご覧いただければと思います。