「ものの見方」を変えると、仕事も人生も180度変わります。仕事ができる人とそうでない人との違いは、目の前の出来事をどうとらえるか、なのです。あなたのものの見方は凝り固まっていませんか? あなたのものの見方をバージョンアップする方法を7回にわたってご紹介します。
「ものの見方」を変えれば、新しい可能性が見えてくる
ものの見方とは、「目の前の出来事を、どうとらえ、どう意味をつけているか」ということです。「思い込み」や「固定概念」とも言います。私たちは、普段は、自動的に目の前の出来事を判断しているので、これに気づくことができません。
おもしろいことは、同じ出来事でも、人によって、また見る視点によって、その意味は変わるということです。
おみくじで「凶」がでたとき、あなたは?
たとえば、お正月に初詣でおみくじを引いたら、凶が出てしまったとしましょう。さて、あなたならどう反応しますか?
①「ああ、今年はついていない」と思い、厄除けのお守りを買う
②吉が出るまで、おみくじを引き続ける
③これで今年の悪運は使い果たしたので、あとはいいことしか起きないとプラスに考える
おそらく、多くの人は①と答えるでしょう。しかし、こう受け取ることで、つい行動にブレーキがかかり、受身な一年になりがちです。しかし、プラス思考の人は、③と答えるでしょう。こう考える人はどんどん積極的に動くので、おのずとチャンスにも恵まれます。
このように、おみくじひとつとっても、それをどう受け止めるかで、だいぶ自分にとっての意味合いが変わってきます。ということは、人生やビジネスにおいても、日々起きるトラブルや問題に対する見方を変えれば、これまでとはまったく違った現実が見えてくるようになるはずです。環境、相手、あるいは起きてしまったことは変えられませんが、あなた自身のものの見方なら変えられると思いませんか?