市民ランナー誕生!
自身の運命を決定づけた【陰4年】

 川内さん曰く、
「私は頼まれたサインには、『現状打破』と書いているんですけど、自己矛盾を感じていたんです。自分は『現状維持』ではないか、と」

 自分のマラソン人生のリミットまでそう長くはない。
 マラソンランナーとして悔いのない人生を送るには今しかない、と川内さんは決意したのです。
 あの時、プロになっておけばよかったと後悔するくらいなら、自分に正直になって自分が思う道に素直に進むのがいいと。

 人それぞれいろんな場面で“人生の岐路”があるわけですが、川内さんの場合は、“時間”との兼ね合いです。

 つまり、マラソンランナーとしての“賞味期限”。これを意識しての決断。これが2018年4月でした。

 今年(2018年)の川内さんのバイオリズムは【陰4年】「九紫の部屋」の年です(*バイオリズムの詳細は本書にあります)。
「九紫の部屋」の年は、内なるものが外に出て明るく明確になる年で、“プロ宣言”して川内さんの胸の内を明かしてくれたわけです。
 おかげで、マラソンファンにとっては、とても衝撃的な話題となりました。

 ちなみに川内さんのバイオリズムを分析すると面白いことがわかります。
 川内さんが埼玉県庁に入庁し、「市民ランナー」としてマラソン人生をスタートしたのは2009年。 この2009年は、川内さんのバイオリズムが【陰4年】
 今回のプロ宣言もそうですが、川内さんの【陰4年】は、ご自身の運命を決定づける年でもあるようです。