都内で焼肉で食べられるとは思わなかった希少ブランド牛・神戸 三田牛
焼肉葉山 神戸三田牛 [千歳船橋]
高級ステーキハウス「三田牛 竈炭火焼 ウェスタ」さん以外で、都内で「三田牛」(さんだぎゅう)を食べられるお店があるとは思いませんでした。しかも、気軽に焼肉で。
日本4大和牛をご存知でしょうか? 松阪牛、米沢牛、近江牛、そして神戸ビーフです。その中でグローバルに圧倒的な知名度を誇るのが神戸ビーフです。兵庫県内の指定生産者のもとで生まれた但馬牛の子牛から、神戸肉流通推進協議会の定めた一定の品質基準を満たし、選抜された牛だけが神戸ビーフの称号を得ることができます。但馬牛は牛のことで、選抜された神戸ビーフは肉のことなのです。
但馬牛という出自を同じくして、兵庫県内には、もう1つ、人気、実力を兼ね備えたブランド牛があります。それが今回テーマとする三田牛です。
柔らかく濃厚で繊細な旨味の 三田牛
三田牛とは??の読者が多いのではないかと思います。実際、葉山さんで焼き肉を食していた時も、他のお客さんが会話の中で、「みたぎゅう」と連呼されていました。
兵庫県三田市は、四方を六甲山系をはじめとした山々に囲まれ、市域の南北にわたり肉牛に適したミネラル成分を豊富に含む武庫川が貫流し、きれいな空気と水、一日の寒暖の差が激しい気候で、肉牛の体を引き締め、肉質をより高めます。
その兵庫県三田市で生産され、三田肉流通進行協議会の基準に合格したものを三田肉と呼び、素牛は神戸ビーフ同様”但馬牛”です。三田牛の生産流通頭数は、年間約800頭(神戸ビーフ 年間約3000頭)流通量が少ない事から”希少牛”として知る人ぞ知る”名牛”と言われております。
自慢の肉質を誇る三田肉は、見事な霜降りをもち、柔らかく繊細で濃密なうま味は、食通からも最高の評価を得ています。盛り合わせは、肩ロースの部位をそれぞれ2切ずつ、塩レモン、タレ、山葵と違う食べ方をします。
実は残念なことに、葉山さんで食べられる三田牛は、この盛合わせのみでした。やはり「みたぎゅう」と連呼されるほど、関東での知名度が低く、3ー4年前から、松坂牛、佐賀牛等も楽しめるようにしているそうです。通常のカルビ、ロースはそれぞれ1人前900円(税別)とリーズナブル。駅からは1キロ以上離れるので、地元住民に愛される焼肉屋さんとして君臨しています。
締めはチャーハンが人気ということで、ピリ辛のチャーハンに生卵を割り、マイルドに頂きました。営業は、毎週、金曜日、土曜日、日曜日17:00~のみ営業ということで、三田牛のように希少な焼肉店でございました。
[住所]東京都世田谷区千歳台3-9-16
[電話]03-3484-3400
[営業時間]木〜金 18:00~22:00(L.O.21:00)、土・日・祝 17:00~22:00(L.O.21:00)
[定休日]月火水
[平均予算]10,000~15,000円