「伝え方」に苦手意識を持つ日本人を減らしたい

本田:佐々木さんは、今後、どのような活動をしていこうと考えていますか?

佐々木:ひとつの夢は、『伝え方の教科書』をつくることです。学校の授業は枠が決まっているそうなのでハードルは高いのですが、それでも、「あきらめずに言い続けていたら、実現するんじゃないか」と思っています。
 それからもうひとつは、「日本人のコミュニケーション能力をベースアップさせる」ことです。日本人はとても勤勉で、みんな良いことを考えているし、頑張っているし、良いプロダクトを持っているけど、伝えるのが苦手なので、「いいものを持っているのに、認めてもられない」ことがある気がします。
それは本当にもったいないので、日本人の良さをきちんと世の中に伝えていくための「伝え方」のお手伝いができれば、と思っています。

本田『伝え方が9割』のコンセプトは、日本だけではなくて、世界でも通用すると思います。中国ではすでに大ベストセラーになっていますが、アメリカやヨーロッパでの展開は考えていますか?

佐々木:「チャンスがあれば」とは、思っています。

本田:僕の夢は、佐々木さんとニューヨークの大学で講演することなんです。海外でぜひ一緒にやってみたいなと。実現しそうな予感がしませんか?

佐々木:予感します!いいですね、それは。なるべく近いうちに、ぜひ実現させたいですね!

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