風水で部屋づくりを……となると、
「何か縁起のいいものを置けばいいのではないか」と考えてしまいがち。
ですが、大事なことは「ラッキーアイテムをたくさん並べる」ことではありません。
一方、「モノの多い部屋は運気を下げそうだから、いらないものは全部捨てて、
何もない部屋で暮らすほうがいいのでは?」と考える人も。
さて、本当の意味で「運のいい空間」は、どちらなのでしょうか?
『絶対!運が良くなる インテリア風水』著者・李家幽竹先生に
アドバイスをいただきました。(まとめ/編集部)

荷物だらけで散らかっている部屋よりも、ムダなものが何ひとつない部屋のほうが運気が上がりそうだけれど、実際のところはどうか?

「いい空間」は引き算から

家はあなたの運のベースであり、運をためておく場所でもあります。

本当の意味で「運のいい人」になりたいなら、
まず自分の住んでいる空間に常に気を配り、
手をかけて整えていく必要がある
のです。

「インテリアに気を配っているつもりなのに、運気が上がらない」という方がいます。
そういう家は、「足し算」ばかりしているのかもしれません。

運のいい空間をつくりたいと思ったときに、
多くの人がまず考えるのは、「運をよくするためのアイテムを置く」ことです。

「西に黄色いものを置く」「パワーストーンを置く」というように、
空間に何かをプラスすることで運を上げていくという
「足し算の風水」が広まったことが大きく影響しているのかもしれません。

しかし、本来、インテリア風水は、足し算ではなく、
引き算から始めるのが正しいやり方です。

引き算というのは、自分にとって大切ではないもの、
自分が必要としていないものを空間から取り除くこと。

風水では、気に入ったものには文字通り「気」が入ると考えます。
逆に言えば、思い入れのないものには気が入りません。
気が入っていないものばかり置いてある空間に、
いくら運気を上げるアイテムを置いても、運がよくなるはずがありません。

「何を置けば運がよくなるのか」と考える前に、
「何を減らしたら運がよくなるか」を考えてみましょう。

自分にとって大切なものとそうでないものを仕分けし、
大切なものだけを残すようにして。
運気を上げたいなら、まずはそこからです。

だからといって、シンプルすぎるのは……

「であれば、全部捨ててしまって、何もない部屋で生活するが一番なのでは?」

こんなふうに考える人もいると思います。

最近は、徹底的に物を減らし、がらんとした空間の中で暮らす
「ミニマリスト」というスタイルも人気です。
しかし、シンプルなだけで、
住む人のこだわりがひとつもない空間は、
ただ寝泊まりするための「箱」になってしまいます。
残念ながら、あなたに運をくれる家ではありません。

家はただ「住む」場所ではなく、あなたやあなたの家族が「暮らす」場所です。

自分の家から運をもらいたいなら、
自分はその家に何を置きたいのか、その空間でどんな暮らしをしたいのか、
しっかり考えましょう。

そこにあなたの好きなもの、お気に入りのものを置くことで、
空間に初めて「気」が入るのです。

たとえば、お気に入りのデザイナーズチェアを置きたい、
こだわりのキッチンで料理をしたい、
コレクションしている雑貨を飾って眺めたい……
どんな小さなことでもかまいません。

「仕事が忙しく、家には寝に帰るだけ」という人なら、
寝心地のいいベッドや枕をそろえ、寝る環境を充実させるのもひとつの方法です。

いずれにしても、あなたが暮らす部屋を好きであることがポイント。

「あなたらしさ」があれば、その空間はきっとあなたに運を与えてくれますよ。