2017年、ビットコインは近年では有数の熱狂を生んだ投資先だった。今年、一時のブームは過ぎ去った。値動きの荒い仮想通貨市場をけん引する要素―技術や誇大広告やイノベーションとハッキングや市場操作や規制強化など―を理解するため、私たちは新聞業界向けの独自の仮想通貨「WSJコイン」で実験することに決めた。仮想通貨大国の日本を訪れて、それを作るのは比較的簡単だと知った。ブロックチェーンの新興企業を見つけ、創業者が画面にコードを入力するのを見ていると仮想通貨が生まれる。2000種類(コインマーケットキャップ調べ)を超える仮想通貨があるのも当然だ。難しいのは、貴重かつ有用で、広範にアピールする仮想通貨を生むことだ。そのため私たちはジャーナリストとして、WSJコインでの支払いを受け入れる人を見つける企てを始めた。
ドキュメンタリー:WSJが仮想通貨を作ってみた
動画では相場の動因を独自の仮想通貨で検証
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