食事だけで1万円くれるパパから
女性としての自信をもらえた

 自分との2時間の食事に1万5000円を支払う男性がいる。それは、まさに友人の言い放った「女の価値」が、初めて認められたように感じた瞬間だった。マイコさんのパパ活はこうして始まったのだ。

 その後、会社経営者だという45歳のパパとは、月に数回、継続してデートをしている。体の関係はなく、あくまで食事をしてお小遣いとして1万円~1万5000円をもらうだけ。マイコさんは、パパのことをどう思っているのだろう。

「紳士的だし、お話ししていても面白いので、男性として魅力的だと思っています。でも彼は既婚者で家族が居る立場。一緒に旅行へ行きたい、と言われたこともあるけど一線を越えてしまえばただの不倫になってしまうので、それはできません」

 なにより、マイコさんがパパに会い続けている理由は、そこに恋愛感情があるからでも金銭が発生するからでもない。「女としての価値」を確認するためなのだ。だからこそマイコさんの商売っ気のない自然な対応に、パパも好感を持っているのだという。

「私はパパ活で稼ごうとは思っていません。話をすることで安心できるんです。まだ私には価値があるぞって。以前は、男性に対してどうしても自信が持てなかったけど、こんな自分でもお金を払って一緒に過ごしたいと言ってくれる男性がいるんだ!って喜びがあるし、気持ちに余裕が生まれました」

 2時間の食事でもらえる1万円。「女としての価値」に値段がついた。その事実が、マイコさんの承認欲求を埋めているのだ。それはSNSにおける「いいね!」の数のような、極めてわかりやすい指標なのかもしれない。

「今さらこんなことを言ってもしょうがないけど、幼なじみの言うように、なんでもっと早く『女を利用する』生き方をしなかったのかな…。少し後悔してるんです。若ければ若いほど、高値がついたのに」

 最近は例の幼なじみと話すときも卑屈にならなくなった、とマイコさんはうれしそうだった。

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