ツールベンダーのパイオニアとされる英Blue Prism(ブルー・プリズム)、米Automation Anywhere(オートメーション・エニウェア)などは2000年代初頭に設立され、RPAの舞台は長らく欧米だった。

 日本では、AI(人工知能)が脚光を浴びた後にやや遅れて登場し、14年にパイロットプロジェクトを開始した三菱UFJ銀行を筆頭に、大手銀行、保険会社などが先行。派手な業務・コスト削減効果を挙げるようになった。

 しかも、RPAは大規模なシステム投資を要することなく、手軽に導入することも可能だという。企業の注目を集めないわけがない。

 14年に発売され、国内シェアナンバーワンを獲得している純国産RPAの「WinActor(ウィンアクター)」──。17年7月に100社弱だった導入企業は、18年7月に、1200社を超え、快進撃を続ける。