憎悪が引き起こした2つの事件が過去数日間に明らかになったが、これはソーシャルメディア(SNS)が危険人物の脅しと不寛容を拡散するツールになり得るという一面を改めて示した。そして、そのメッセージは、彼らが暴力的行為を開始する公然の予兆となった。ロバート・バウアーズ容疑者は、27日にピッツバーグのユダヤ教礼拝所で銃を乱射し、11人を殺害したとされる。彼は、反ユダヤ主義や、ホロコースト(ナチスによるユダヤ人大虐殺)否定のメッセージを、オルトライト(新極右)の間で人気のSNSサイト「Gab.com」に書き込んでいた。シーザー・アルティエリ・セヨク容疑者は、過去1週間に民主党の有力者らに爆発物を小包で郵送した疑いで逮捕された。彼は事件を起こす前に、ある女性政治アナリストに対し、ツイッターで脅迫のメッセージを送っていた。このアナリストは、ツイッター社に、その内容を報告したが、同社はメッセージをそのまま放置した。同社は週末になってこの判断について謝罪した。
米ユダヤ教会銃撃と小包爆弾事件、SNSに予兆
容疑者2人の投稿は暴力の前触れだった
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