――筆者のメアリー・アナスタシア・オグラディはWSJ米州担当コラムニスト  ***  28日に行われたブラジル大統領選の決選投票では、軍出身で議員歴27年のジャイル・ボルソナロ氏がフェルナンド・アダジ元サンパウロ市長を下した。同日夜の開票率97%の時点で、ボルソナロ氏の得票率は55.4%、アダジ氏は44.6%だった。  ボルソナロ氏は選挙活動中に女性やマイノリティーについて差別的な発言をし、貧困地区の犯罪対策として強硬姿勢を打ち出したことから物議を醸した。