米アップルが1日発表した7-9月期(第4四半期)決算は、利益・売上高がともに4四半期連続で過去最高を記録した。スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の販売価格上昇に加え、アプリを販売する「アップストア」の好調が寄与した。売上高は約20%増の629億ドル。利益は32%増の141億3000万ドル。通期のiPhone世界販売台数はおよそ2億1800万台と、伸びは1%に満たなかった。だが売上高は過去最高の2656億ドルに達し、前回過去最高を記録した2015年度の水準を14%上回った。決算の内容は、ソフトウエア・サービス事業の強化と販売台数の低迷を補うためのiPhoneの値上げという、アップルが進める2つの戦略が浮き彫りになった。
アップル最高益も株下落、見通し弱含み
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