――筆者のジェームズ・マッキントッシュはWSJ市場担当シニアコラムニスト ***  利益は急増し、売上高は拡大し、業績予想の下方修正は通常より少ない。こうした第3四半期決算の内容は、表面上は米産業界の好調さを示している。  しかし、一皮むけば、コスト上昇が利益をむしばみ始めており、投資家がインフレに対する懸念を強め始めているという、二つの不安な兆候が見えてくる。  まずは良いニュースを見てみよう。