米ゼネラル・モーターズ(GM)は26日、北米で8000人以上を削減すると発表した。また、北米の3工場で生産を打ち切る計画で、さらに組み立てラインの作業員6000人が影響を受ける可能性がある。米新車市場は今後、循環的な低迷局面に入ると予想されており、先行して対策を講じる。GMはコスト削減策の一環として、米国内の製品ラインアップから、コンパクト車「シボレー・クルーズ」や大型セダン車「シボレー・インパラ」など、乗用車の一部車種を廃止する計画で、人員削減や生産停止はこれに伴う措置。GMは2年連続で営業利益が過去最高を記録するなど業績は好調だが、堅調な時にコスト削減を進めると説明している。メアリー・バーラ最高経営責任者(CEO)は、エンジニアリングや自動車生産など中核事業の効率を高める一方、電気自動車(EV)や自動運転車など、業界の勢力図を一変する可能性のあるイノベーションに一段の経営資源をつぎ込む考えを示した。
GMが北米で8000人超削減、3工場で生産停止へ
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