米ミネアポリス連銀のニール・カシュカリ総裁はウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)に対し、利上げを中止すべきだとする従来の主張を繰り返した。金利引き上げを続けることで、意図せずともリセッション(景気後退)を招く恐れがあると警告した。11月30日にWSJのインタビューに応じたカシュカリ氏は、利上げへの反対姿勢について「まだ同じだ。何も変わっていない」とし、追加利上げの前に「一方下がって、経済が何を示しているかを見極める」のが望ましいと語った。2015年末から利上げを継続する連邦準備制度理事会(FRB)は、今月の連邦公開市場委員会(FOMC)でも追加利上げを決めるとみられている。カシュカリ氏はこうした路線を声高に批判しているFRB関係者の代表格。今年はFOMCで投票権を持っていない。
利上げ継続すれば景気後退の恐れ=ミネアポリス連銀総裁
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