1位「誰も見向きもしない石ころを磨き上げ、ダイヤモンドであることを実証する」

京都大 本庶佑特別教授/ノーベル医学・生理学賞受賞
出典:時事通信社

京都大学の本庶佑特別教授がノーベル医学・生理学賞を受賞されました。本庶教授が語ったコトバからは、研究の厳しさと喜びがぐっと伝わってきます。

「誰も見向きもしない石ころを磨き上げ、ダイヤモンドであることを実証する」

「石ころ」と「ダイヤモンド」を対比させた、伝え方の技術「ギャップ法」になっています。しかも、コトバの選び方がものすごくドラマティック。たとえば

「誰も見向きもしない研究対象をみつけて、価値あることを実証する」

と言っても同じ意味ですが、インパクトのちがいは一目瞭然です。コトバは、伝わらなければ言わなかったのと同じになってしまいます。本庶教授のコトバは、この瞬間も「石ころ」と格闘している若い研究者を、力強く励ましたと思います。

以上、佐々木圭一が独自に集めたコトバから、独断と偏見で選んだ、2018年の伝え方大賞でした。

今回ご紹介したのは、いわば日本の天才たち。しかし、強いコトバは、「伝え方の技術」を知っていれば天才でなくてもつくることができます。技術を知っているか、どうかだけなのです。
たくさんの人の心を震わせ、大切な人の心を温める、そんなコトバが日本中にあふれることを願ってやみません。
また来年も、たくさんのステキなコトバに出会えることを期待しています。