米朝の情報当局者が過去10年にわたり水面下で接触し、拘束者の解放を支援するとともに、最終的には昨年のトランプ・金両首脳による歴史的な会談に道を開いていたことが、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の取材でわかった。これまで米朝の接触に関してはほとんど報じられておらず、米朝関係が緊迫する中でも、両国の間で極秘の対話経路が確保されていたことが明らかになった。オバマ前政権時代の2012年には、米中央情報局(CIA)副長官だったマイケル・モレル氏が2度訪朝しているほか、モレル氏の後任であるアブリル・ヘインズ氏も少なくとも1度は訪朝した。現・旧当局者が明らかにした。その後、オバマ政権後期になると、米朝の接触は途絶えたもようだ。その後、CIA長官だったマイク・ポンペオ氏が接触を復活させ、2017年8月に米朝情報当局者による会談をシンガポールで行った。
極秘の接触続けた米朝情報機関、首脳会談の布石に
有料会員限定
あなたにおすすめ