プラスチックごみの問題は
家具業界に波及する

――しかし、御社は物流・在庫管理や請求、顧客対応、仕入れの際の資金負担など、かなり大変です。

 メーカーから仕入れている家具については、メーカーからの直送です。ですので、それらの家具の在庫はカマルクでは管理しません。もちろん、自社製造の家具は自社の拠点がありますので、そちらで在庫や物流を管理しています。在庫と物流は、自社と他社のハイブリッド型です。

 それから、お客さまから家具を回収した後ですが、自社家具はインドネシアの自社工場に送って、新品化してもう一度、新たなお客さまに使っていただいています。一方で、仕入れの家具は、現時点では中古買い取り業者さんに買い取ってもらって、二次流通に流すようにしています。

 今後は、この仕入れの家具も修繕事業者さんと組んで新品化し、再度サブスクで新たなお客さまに使っていただけるようにしたいと思っています。どのメーカーの家具も修繕してくれる、専門の会社があるんです。

 ボロボロで修繕ができないような家具は廃棄になりますが、それもパーツごとに分解して、例えば燃料になったり、木くずはバイオマスの燃料になったり、そういう処理する仕組みを作っていきたい。目指しているのは、ロスを最低限にするサプライチェーンです。

 問い合わせ対応は非常に大切なので、自社の社員でやっています。

――今は、家具を廃棄しようとすると、ほとんどが粗大ゴミとして処分されるのでしょうか。

 そうです。今、プラスチックのゴミが世界的に問題になっていますよね。環境破壊の原因だって。家具の業界も、すぐに同じ流れがくると読んでいます。家具も「売って終わり」ではだめです。

 そういう時代になると何が起こるかというと、既存の家具大手は廃棄のコストが一気にのしかかって、おそらく値上げしないといけなくなります。値上げすると、値段の手軽さで支持されているメーカーは、ビジネスモデルが大きく崩れてしまいます。私たちはそういうところまで考えて、家具のビジネスをやりたいと思っています。