出したものが戻せずに散らかるとお悩みのご家庭で「そもそも置き場所がないですよね」とお話しするケースは本当に多いものです。おもちゃが片づかないことで悩むお宅はおもちゃの収納場所が小さ過ぎますし、テーブルに物が山積みになっているお宅は書類やノートパソコンを片づける場所が遠すぎます。

 片づけの習慣づけにおいては、物の量を絞ることだけではなく、自分の今の生活動線の中で無理なく戻せる定位置づくりが必要なのです。

大切なのは「正しい片づけ」よりも
「自分がコントロールできること」

 片づけが苦手な人が持つべきスタンスと、リバウンドしない3つの作業ステップをお伝えしました。片づけに苦手意識のある人に必要なのは、「これならできる」「これでいいんだ」という手応え、成功体験です。

 小さなエリアでも、自分がコントロールできるようになると確かな満足感と自信が生まれます。ご夫婦での意向の擦り合わせはその後。それまでは、巷の「片づいた部屋」にとらわれすぎないこと。ご家族が「普通こういうものは、〇〇にしまうものだ」と横から口出ししてきても、自分の感覚と合わなければ気にしないことです。

 最後に、2の作業で物を封印したダンボールをどうするのかお伝えしておきましょう。こちらは、仕分けが済んでいるので、必要なときが来たら開ければよいでしょう。優先度は低いので日々の暮らしにはほとんど影響がないはずです。自分の片づけに自信がつくと、箱に詰めた物たちの見え方も変わります。案外簡単に手放す決断ができたりするかもしれません。

(家族の片づけコンサルタント sea(しー)、取材・構成/麻宮しま)