防水&おサイフ対応のAQUOS sense2に
強力コスパのファーウェイ、OPPO、ASUSと人気機多数

 ASCII編集部がピックアップした、SIMフリースマホのスペックと特徴を紹介していく本特集。【ハイエンド編】【ミドルハイ編】に続いて、今回は2〜3万円台が中心の【ミドルクラス編】をお届けする。

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防水やおサイフケータイにも対応したシャープのミドルクラス機「AQUOS sense2」

 MVNOの格安SIMと組み合わせて、オトクにスマホを使いたいのであれば、端末もこの価格帯の製品がターゲットとなる。実際に国内SIMフリースマホ市場ではボリュームゾーンになっており、各社ともに力が入ったモデルを投入している。

 ミドルクラスといっても、性能的には十分な内容だ。8コアCPUや3GB以上のメモリーは当たり前。SNSを中心とした普段の利用シーンにおいて、性能の不足を感じる場面はほとんどないだろう。DSDS(DSDV)のようなSIMフリーならではの機能も多くの端末で備えている。数年前のスマホからの買い換えであれば、確実に進化を感じられるはずだ。

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OPPOはミドルクラスでもDSDV+トリプルスロットという仕様の端末を用意

人気SIMフリースマホ
【ボリュームゾーンで高コスパ機多数のミドルクラス編】

●シャープ「AQUOS sense2
●ファーウェイ「HUAWEI nova lite 3
●ファーウェイ「HUAWEI P20 lite
●OPPO「AX7
●OPPO「R15 Neo
●ASUS「ZenFone Max Pro(M1)
●ASUS「ZenFone Max Plus(M1)
●Motorola Mobility「moto g6
●Motorola Mobility「moto g6 play

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海外メーカーのライバルよりは若干高価も
防水・おサイフ対応が魅力! シャープ「AQUOS sense2」

 ミドルクラス編で最初に紹介するのが、シャープの「AQUOS sense2」。価格は3万円台前半〜半ばと、ライバルと比べると若干高額ではあるが、防水やおサイフケータイ対応など、日本のユーザーが利用するのに適した仕様になっているのが何より魅力だ。SIMフリーのほか、ドコモ/au/UQ mobileからもリリースされている。

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至ってシンプルな外観で誰でも持ちやすい印象。写真はUQ mobile版

 ミドルクラスと言っても、基本性能は十分なもの。ディスプレーは18:9と縦長の5.5型IGZO液晶で、解像度はフルHDオーバーの1080×2160。CPUもミドルクラス向けのSnapdragon 450だが、新世代のプロセッサということもあり、性能と省電力性のバランスに優れる。さらに3GBメモリー、32GBストレージなどを搭載。無線LANも2.4/5GHz両対応だ。

 シャープという安心のブランドと実用性重視のスペックで、格安スマホ初心者にも勧めやすい1台と言える。MVNOのセット販売でも人気の中心ということで、SIMの契約を前提に安価で提供されていることも。うまく活用したい。

ファーウェイの最新最廉価機「HUAWEI nova lite 3」
洗練されたデザインにDSDV対応など機能も向上

 今年2月に発売されたばかりの2万円台のファーウェイ新ミドル機。新機種だけに、表示領域が無駄にならない「水滴型ノッチ」などの最新機能を盛り込んだ、コスパ超強力モデルだ。価格は税抜2万6880円で基本的にMVNOのセット販売で提供される。

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ファーウェイの新ミドル機「HUAWEI nova lite 3」

 スペックを見ていくと、6.21型液晶(1080×2340)は19.5:9の縦長画面で狭額縁。これにより横幅は約73.4mmとそれほどは大きくない。CPUはオクタコアの「Kirin 710」。これは高性能コアも内蔵しており、Antutu 7の結果は13万点弱とワンクラス上と言える。

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メインカメラはデュアル。インカメラ部分は最近増えてきた水滴型ノッチを採用している

 そのほかは3GBメモリー、32GBストレージ、3400mAhバッテリー、背面指紋センサー、Android 9など。カメラはアウトはデュアル(13メガ+2メガ)で、インカメラとともに、被写体を自動で認識して最適な設定で撮影するAIカメラをうたっている。ネットワーク面ではDSDVにも対応しているものの、無線LANは2.4GHzのみの対応と若干見劣りする部分も。デザイン面ではオーロラブルーのカラバリが青とグリーンの2色のグラデーションで美しい。

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メインカラーのオーロラブルーは、こちらも最近のトレンドであるグラデーションが特長

ファーウェイ「HUAWEI P20 lite」のコスパはまだまだ魅力的

 国内SIMフリースマホ市場で、常に人気トップクラスのシリーズ現行モデル。実売では2万円台に入ってきていることもあり、今でもまだまだ通用する高コスパの製品だ。

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コンパクトさを維持しつつ、縦長のディスプレーを採用

 性能面では、まずディスプレーは縦横比19:9の5.84型液晶で、画面解像度は1080×2280ドット。今となっては比較的小型のモデルで実際に横幅は71.2mm。決して大型端末ではなく、重量が約145gと比較的軽量なのもうれしい点。

 リアのカメラは上位機のように「Leica」の名称はつかないものの16メガ+2メガのデュアルカメラ。後者は距離測定専用のレンズで、被写体の背景をキレイにボカす「ワイドアパーチャ撮影」において、効果を発揮する。

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デュアルカメラを搭載。背面のガラス素材が特徴的

 デザイン面では背面の光の反射が美しく、深い青のクラインブルーは特に印象的で高級感も持っている。なお、キャリアアグリゲーションやau VoLTEには対応するが、DSDSには非対応。その点には注意する必要がある。

ファーウェイに真っ向対抗のOPPO
大容量バッテリーも自慢「AX7」

 ミドルクラスで強さを発揮するファーウェイに対し、真っ向対抗するのがOPPOだ。そのOPPOの「AX7」は、後述する「R15 Neo」とスペック面で共通の要素が多い。なかでも自慢が、4230mAhという大容量バッテリーだ。

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ミドルクラスでも大画面、狭額縁、水滴型ノッチといった最新トレンドを採用した、OPPO「AX7」

 スペック面でもファーウェイ端末とは傾向が異なる。CPUはミドルクラスのSnapdragon 450で、6.2型液晶(19:9)の画面解像度もHD+止まり(720×1520)。ただそのぶん、大容量バッテリーとの組み合わせで長時間動作が実現されている。一方で、メモリーは4GB、ストレージは64GBとこちらは充実。カメラはアウトが13メガ+2メガのデュアル、インは16メガ。

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緑がかったブルーのカラバリ。背面にはデュアルカメラと指紋センサー。大容量バッテリーを搭載しながら、分厚くはない

 ネットワーク面では、au/ソフトバンクのVoLTE+DSDV対応で、さらにnanoSIM×2+microSDのトリプルスロット仕様なのもうれしい点。ストレージやネットワーク、そしてバッテリーの持ちに重きを置くなら、OPPO端末も有力な選択肢になるだろう。

OPPOのもう1つのミドルクラスも大容量バッテリー
「R15 Neo」

 AX7と同じく4230mAhバッテリーが自慢のOPPOのミドルクラス機。そのほかのスペック面でも共通点が多く、DSDV+トリプルスロットも同じ。

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AX7と近いスペックのOPPO「R15 Neo」

 ただ、AX7より若干見劣る点もあり、指紋センサー非搭載(顔認証は可能)、インカメラが8メガ(AX7は16メガ)などの違いがある。そのぶん、3GBメモリーモデルは2万円台半ばに価格が下がっている(それでいてストレージは64GB)。サブ端末としての用途でも強味を発揮しそうだ。

5000mAhバッテリー+スキのない仕様
ASUS「ZenFone Max Pro(M1)」

 ビックカメラグループ(ビックカメラ、ソフマップ、コジマ)で販売されているZenFoneシリーズの新顔。税抜で約3万円という価格でありながら、ワンランク上のSnapdragon 636を搭載。ディスプレーは6型液晶(1080×2160)、3GBメモリー、32GBストレージなどを搭載し、3キャリアのVoLTE、DSDV、キャリアアグリゲーションなど、スキのない仕様が魅力。

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ビックカメラやソフマップなどで販売されるASUSの高コスパミドル機「ZenFone Max Pro(M1)」

 ASUSの“Max”が付くモデルだけに大容量バッテリーも搭載されており、その容量は5000mAh! 重量は約180gだが、8.4mmとほどほどの厚み。カラバリはディープシーブラック、メテオシルバー、スペースブルーの3色が用意されている。

もう1台のZenFoneのミドルクラス
ASUS「ZenFone Max Plus(M1)」

 こちらも“Max”の製品名からもわかるように、4130mAhという大容量バッテリーが自慢のミドルクラス機。最近のZenFoneシリーズらしく、アウトカメラがデュアルで、13メガの標準レンズと8メガの広角レンズの組み合わせとなっている。実売価格は約2万2000円。

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カラバリは、ディープシーブラック、サンライトゴールド、アズールシルバーの3色

 主なスペックは、MediaTek製「MT6750T」(1.5GHz、オクタコア)、4GBメモリー、32GBストレージ、指紋センサー、Android 7.0など。普段使いには十分だろう。ネットワークでは、DSDSや2波のキャリアアグリゲーションに対応している。

デザインも魅力のモトローラの新ミドル機
「moto g6」

 前回紹介した「moto g6 plus」とともに、モトローラのミドルクラス「moto g」シリーズの第6世代モデル。ディスプレーが18:9と縦長なのはmoto g6 plusと同じだが、サイズは5.7型に(moto g6 plusは5.93型)、CPUもSnapdragon 450(1.8GHz、オクタコア)になるものの、筐体のデザインやスマホとしての基本機能は共通点が多い。つまりガラス素材を用いた美しい背面やデュアルカメラ(センサーは異なる)など、ワンランク上のデザインと機能は、実売2万円台後半の本機でも同じというわけだ。

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実売2万円台のスマホながらガラス素材の美しい筐体が魅力

 ネットワーク面でも国内主要3キャリアのVoLTEに加え、DSDSに対応。nanoSIM×2+microSDのトリプルスロット仕様もmoto g6 plusと共通。指紋センサーによる端末操作やジェスチャーなどの機能も持つ。

Amazon.co.jp限定の4000mAhバッテリー搭載スマホ
モトローラ「moto g6 play」

 Amazon.co.jp限定販売で、moto gシリーズに2万円台前半の比較的安価なモデルが追加された。

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こちらはファインゴールドのカラバリ

 性能的にはHD+解像度(720×1440、18:9)の5.7型液晶にSnapdragon 430とミドルクラスの中でもやや控えめなものの、4000mAhの大容量バッテリー搭載はプラスポイント。

 そのほかのスペックは、3GBメモリー、32GBストレージ、13メガカメラ(イン8メガ)、Android 8.0など。指紋センサーは背面にあり、DSDSにも対応している。カラバリはディープインディゴ、ファインゴールドの2色。

 次の第4回は、さらに安価なSIMフリースマホを紹介する【1万円台編】を掲載予定。製品数は多くないが、DSDS対応機も含まれており、サブ用途や海外用など使い方次第で“買い”な製品もある。次回もお楽しみに。