広域渋谷圏で東急不動産が手掛ける原宿「神六」再開発左/アネックスオリンピア内で現在も営業中の老舗古着店「原宿シカゴ表参道店」。右上/手前にある東京メトロ副都心線の出口は何らかの形で残る見込みで、その奥に「6-30街区」の建物が2棟。右下/道路の拡幅もあっていち早く移転して取り壊されたコンドマニア原宿店跡地

再開発で競い合う都心の街

 再開発によって街の競争力を高める動きは東京都心部ではとりわけ激しい。

 森ビルは、東京湾岸地区への新しい玄関口となる「虎ノ門」駅周辺に新たなビジネスゾーンを形成しつつある。加えて、「神谷町」駅近くの麻布台では東京タワーとほぼ肩を並べる高さの超超高層マンションも計画されている。

 27年度開業予定のリニア中央新幹線の新駅ができる「品川」エリアでは、国の国際戦略総合特区に指定された山手線新駅「高輪ゲートウェイ」周辺に一大国際ビジネスゾーンが生まれる予定となっている。「東京」駅では八重洲口方面に日本最高層約390mの超高層オフィスビルが予定され、「新橋」でも新橋駅前ビルやニュー新橋ビルが再開発に向けて動いている。

 こうした都心部でのエリア間競争で、「原宿」がどこまでそのプレゼンスを高めていけるのかが今後の見どころだ。「渋谷」から「原宿」に向けた明治通り沿いでは、18階建てのホテル建設も含む「新宮下公園等整備事業」が進められている。長らく更地だった「原宿」駅近くのコクド本社ビル跡にも期間限定で低層の商業施設が建った。「原宿」から「表参道」駅まで連なる表参道がどのような商業集積ゾーンに変貌していくのか、その新しい姿は遅くとも3年先にも見えてきそうである。 

広域渋谷圏で東急不動産が手掛ける原宿「神六」再開発都内最古の木造駅舎(1924年竣工)「原宿」駅と2020年の東京五輪を目指して工事が進む新駅舎

(ダイヤモンド・セレクト編集部)