世帯当たり自家用車普及率、ナンバー1&2
県警本部(富山)と県(福井)の試み

福岡県警の「補償運転」に関するパンフレット。出典:福岡県警
福岡県警の「補償運転」に関するパンフレット 出典:福岡県警 拡大画像表示

 全国各地で徐々に広がる「補償運転」普及活動だが、なかでも北陸の動きが活発だ。

 富山県警は高岡市の2地域で2018年4月から9月まで「やわやわ(地元の言葉で“ゆっくり”)運転」の第1次試行を実施し、137人が参加した。その結果を踏まえて、今度は県内全域で2019年6月1日から11月30日に実施する。参加希望者は自主宣言書である申込書の中で署名し、試行期間終了時点で各地の警察署長名で「やわやわ運転認定証」を発行する。

 県警察本部の交通企画課、谷川克也次席は「今回は昨年に次ぐ2回目の試行という位置づけ。利用者のアンケート調査など効果検証を行った上で、今後(の定常的な採用)につなげていきたい」と話す。

 警察ではなく、県庁主導で推進しているのが福井県だ。こちらは「限定運転」と呼ぶ。

 2019年8月から、限定運転宣言書の書式の配布を開始。場所は、全市町の交通安全担当課の窓口、福井県自動車販売協会会員(新車ディーラー20社)の全販売店、県内のオートバックスとイエローハットの全店、そして福井県県民安全課内などだ。

福岡県庁の外観。
福井県庁の外観 Photo by Kenji Momota

 限定運転の項目は7つ。(1)夜間や薄暮時、(2)雨や雪の日、(3)自宅近辺以外、(4)通学時間帯、(5)長距離運転、(6)高速道路の運転、(7)体調不良時の以上7つの条件で「運転を控える」と宣言する。その他、自分なりの限定項目を新規に設定して宣言することもできる。例えば、家族や知り合いが同乗する場合以外、などが考えられる。

 宣言書とあわせて、「限定運転に関するアンケート」用紙も配布しており、日頃運転しているクルマの種類や運転の目的に関して回答を求める。また、若い頃と比べて夜間やトンネル内で見えにくくなったといった項目で、度合いを数値化して回答する。具体的には、1(感じる)、2(やや感じる)、3(あまり感じない)、4(感じない)の4段階とした。