「消費」から「応援」へ

まずは1ヵ月間、すべての買い物、すべての消費行動について、記録をとってみましょう。
マネーフォワード」「ザイム」「マネーツリー」などの自動家計簿サービスを活用すると便利です。
買い物の際にできるだけ現金を使わず、クレジットカードや電子マネーで支払うようにすれば、自動的に集計して家計簿の形にしてくれます。
最初にクレジットカードの口座などを紐づけるように登録しておくだけで、あとで振り返れば一目瞭然です。
集計してみると、きっと衝動買いの多さに気づくと思います。コンビニ以外にも、ネットショッピング、ネット課金など、軽い気持ちで消費していた行動が思い起こされるはずです。

買い物の内容が見える化できたら、次にやっていただきたい作業があります。
それぞれお金を使ったときの「気持ち」を書き出してみましょう。
お金を使うという行為は、経済行為であり、「応援」という側面もあります。果たして、どのくらいその自覚があったでしょうか。
自分がお金を使った商品に対して、どんなものなのかパッケージをじっくり見たり、ネットで調べたりしたことがありますか
スーパーの野菜や魚は産地を気にしてみたり、お店で食事したときに店長や従業員と会話してみたり、「消費=応援」と考えてみると、あなたがお金を使う行為は「力」を持ちはじめます

応援されなかった商品たち

ロングセラーだった商品が惜しまれつつ製造中止になるニュースが度々起こりますよね。
ニュースになった途端に、「寂しい」「残しておくべきだ」とファンたちが訴え、買い占めることがありますが、それは「応援されなかったから消える」のです。
製造中止が決まってから応援しはじめても、もう手遅れなのです。

生活のためだけに無自覚にお金を使うのは、いったんやめにしましょう
少しずつで構いませんので、「応援する」という意識で財布からお金を取り出すようにしてみてください。
お金の使い方の1つ1つに意識が及ぶようになれば、投資家の思考が身についています。その状態に意識改革をしましょう。