米国の消費者はまだお金を使っているが、消費だけで景気を支え続けることができる保証はない。米商務省が16日発表した9月の小売売上高は前月比0.3%減と、エコノミスト予想の0.2%増を大きく下回った。8月の小売売上高が上方修正されたため、一見するほど悪い内容ではないものの、良好ではない。バークレイズによれば、全体的な個人消費は7-9月期(第3四半期)になお年率2.4%増となる見通しだ。これは過去4四半期の平均にほぼ一致する。残念ながら、個人消費から離れた部分はそれほど持ちこたえていない。企業投資の減速と貿易収支の悪化が成長に重しとなる中、バークレイズは7-9月期の米国内総生産(GDP)が年率わずか1.4%増にとどまり、4-6月期の2%増、1-3月期の3.1%増をともに下回ると予測する。
米景気けん引する消費者、この先は支え必要
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