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テストステロンを
下げてしまう人とは?

前回もお伝えしましたが、中高年の男性の体調不調はテストステロン低下によるものが大きいものです。

ですが、その体調不良は、個人差が大きいのが特徴。実は、年齢を重ねてもテストステロンが低下せずに、体調管理がばっちり、不調とは縁遠い人もいます。

年齢に関係なくテストステロン低下のトラブルに見舞われる人と、そうでない人の違いは、ずばりストレスを受けやすいかどうかの差、つまり性格にあるように思います。

何千人もの患者さんを診てきた経験から「テストステロンが低下しやすい人」の特徴はおおざっぱに言えば以下のような人たちです。

(1)気まじめで、辛抱強い
(2)若いときは人一倍元気だった
(3)職場で責任の重いポジションについている
(4)休みを惜しんで仕事を優先する
(5)転勤や単身赴任、転職、定年退職など、仕事の環境が変わった

この特徴をまとめると、2つのグループに分けられます。

ひとつは、辛抱強く、頑張り屋さんのタイプ。体調が悪くても黙々と仕事をして、いやなことがあっても我慢をして、ストレスをためてしまいがちな人です。すべての人に当てはまるわけではありませんが、その頑張りがあだとなって、テストステロンをいっそう低下させ、症状を悪化させてしまうのです。

もうひとつは、若いころからバリバリと活躍し、とくに挫折もなく過ごしてきたというタイプ。

「俺ができるのに、君にできないわけがない!」と自分から周りを引っぱってきた人は、少しでも衰えを感じると自分を絶頂期と比べてしまい、必要以上に落ちこみが激しくなります。

そのうえ、自分の体調の悪さを周りに気づかれないように、元気なふりをつづけてしまうことで、ストレスをためこみテストステロン値がさらに低下していくのです。

どちらのグループであっても、趣味があり、スポーツを楽しんでいる、気軽に話せる仲間がいるなど、自分なりのストレス解消法が何かひとつでも持っている人は大丈夫。また、いやなことがあってもクヨクヨしない人、気分転換が得意な人も上手に乗り越えていけます。