経団連が就活ルールの廃止を打ち出したことで、2021年卒の就活は大きく変化している。20年卒の就活データと比較してみたところ、就活の時期が大きく前倒しになっていることが分かった。学生も企業も、すでに動き始めているのだ。(ダイヤモンド・セレクト編集部)
就活ルールの廃止が及ぼした最も大きな変化は、インターンシップの開催時期を前倒しする企業が増えていることだろう。これまでは大学3年の秋~冬にインターンシップを実施する企業が多かったが、今年は夏休みに実施する企業が増えていた。
その結果、就活準備イベントに参加した時期を10月に調査したところ、最も多かったのは大学3年の6月となった(図参照)。この時期は夏のインターンシップに向けたイベントが多数開催されており、それに参加した学生が多かったとみられる。
また今後参加したい時期を聞いたところ、最も多かったのは3年の12月。夏にインターンシップに参加した学生も、参加しなかった学生も、3年の11~12月に就活を本格化させようとしているようだ。