「本当の優良企業ランキング」第2弾は、財務基盤が盤石な「つぶれにくい会社」のランキング。会社にとって稼ぐ力はもちろん重要だが、借金が少なくてつぶれにくいという安定性もまた重要な要素だ。最もつぶれにくい会社は果たしてどこか。(ダイヤモンド・セレクト編集部)
本当の優良企業ランキングの第2弾は、自己資本比率でランキングした「つぶれにくい会社TOP50」だ(下表参照)。
これは株主から集めたお金や稼いでためてきたお金の合計である純資産=自己資本(返さなくてもいいお金)が、総資産に対してどのくらいの比率なのかを示している。簡単に言えば、自己資本比率が高いほど借金が少なくつぶれにくい会社だということだ。
ランキング1位は売上高営業利益率で2位だったキーエンス。自己資本比率は94.4%と盤石の財務基盤を誇っている。
7位に入った独立系システムインテグレーター(SI)のオービックも、売上高営業利益率では3位に入っており、収益力が高くしかも財務基盤が健全な会社といえるだろう。
3位のカジュアル衣料のしまむらは、店舗での販売が低迷しており、直近の通期決算は減収減益となったが、自己資本比率は90%を超えている。財務基盤に懸念はないので、あとはいかに収益力を高めるかが鍵となる。
このほか、上位には自転車部品のシマノ、工場の自動化設備のファナック、電子部品のロームなど、特定の分野で高いシェアを持つ企業が名を連ねている。