今回の東京オートサロン2020は、出展社数438社、出展車両台数800台、ブース総数4242で、会場の幕張メッセの西・中・東・北ホールの全てでブース展示された。中でも、国際会議棟内のトミカブースは大人気で長蛇の列だった。

 屋外イベントでは、ドリフトや小学生を対象にしたマツダロードスターの同乗体験(ドリフト走行)も行われ、同乗した小学生が目を輝かせていた。また、今年10年ぶりに日本開催となるWRC(世界ラリー選手権)に向けてWRカーのデモランにも多くのギャラリーが集まった。

 イベントホールでは、オートサロンスペシャルライブやスーパーGTオークション、日本レースクイーン大賞などのエンターテインメントが繰り広げられ、来場者の多くがイベントホールに集まっていた。

 また、恒例となった「東京国際カスタムカーコンテスト」も行われ、今回のグランプリはHKSのGRスープラエアロが栄冠に輝いた。このカスタムカーコンテストは、自動車メーカーから整備専門学校まで全ての出展者を対象としており、特に整備専門学校の学生が受賞を狙ってカスタムカーを仕上げてくることでも知られている。

 今回は、コンセプトカー部門の優秀賞に国際情報工科自動車大学校、インポートカー部門の優秀賞に日本自動車大学校が並みいる自動車メーカーやカスタムショップを抑えて授賞した。

 1983年に第1回を開催した東京オートサロンは、今回で38回を数えた。これは自動車メーカーにとどまらず、あらゆる関連業種の人々が支えていると言っても過言ではなく、すそ野が広い自動車産業の縮図ともいえる。

トヨタのGRヤリスのデビュー
ボルボやGMジャパンも初出展

 東京オートサロン2020は、トヨタのGRヤリスのデビューに加え、ボルボやGMジャパンも初出展するなど大きな話題となった。

 トヨタのGRヤリスは、発表するとともに会場で予約販売も開始し、期間中1000台以上受注したという。

 ボルボとGMは、前回の東京モーターショーには出展せず、東京オートサロンにあえて出展するという異例の形をとった。

 スウェーデンのボルボは、世界のモーターショーの出展を控えている中で、パフォーマンスブランドのポールスターの訴求を狙って東京オートサロン初出展を決めたという。

 一方、東京オートサロン初出展となったGMジャパンは、新型シボレー・コルベットを日本初披露。同車は、初のミッドシップエンジン、初の右ハンドル車となる。

 フォードの日本市場撤退により、その去就が注目されたGMだが、この新型コルベットの東京オートサロン発表を契機に本気で日本拡販していくのか注目される。