一人ひとりに合わせた「ステップ学習」で必ず学力は伸びる
私の所では、ロジカルで再現性のある学習法を取り入れている一方で、子どもたち一人ひとりの個性に合わせ、多様で柔軟な対応をしています。
具体的には、まず徹底した「ステップ学習」を行っています。
こちらも詳しくは本書のなかでお伝えしますが、そもそも学習はスポーツと同様、練習の積み重ねが必要なものです。A・B・C・D・Eとだんだん高度になっていく内容があったときに、Bを理解せずにC以降を理解することはできません。必要であれば最初のAに戻って学び直すことが、やがて全部を理解することにつながります。
ところが、「ほかの子に遅れてはいけない」「少しでも高度なものを学ばなくては」と、ステップを飛ばしてしまうケースが多いのです。
私は決してそれをせず、その子の「理解の現在地」を見極め、確実にステップを踏んでいきます。ロジカルではあるけれど、十把一絡げの教え方はしません。