このインタビューでも、ほめ達研修の成果について触れていただいていますが、スカイマークは、JAL・ANAを抜いて2年連続で定時運航率日本一を継続中です。圧倒的に安く、正確で、なおかつ欠航が少ないのがスカイマークなのです。

 ほめ達研修はスカイマークですでに5年間行っており、管理職を中心に約600人が、ほめ達研修を受講し、ほめ達3級の資格を有しています。資格を持つことで、自覚が生まれ、日々の業務においても「ほめる」ことをより意識していただいています。

ほめ達の極意は
ほめずにほめること

 スカイマークの研修の中で、私は受講者に「ほめ達の極意」を1つ、伝えました。

 それは何かというと「ほめずにほめる」ということです。

「ほめる」は狭い意味では、「目上から目下に対して、言葉を使って良いことを言う」ということ。ほめることができるのは、年上や目上の人だけ。しかも、「言葉」を使って、良いことを言わないといけない。この定義に縛られてしまうと、「ほめる」ことはすごく難しいものになってしまいます。

 一方、私たちは「ほめる」ことの意味をもっと広く定義し、「価値を発見して伝えること」としています。ほめる対象は人に関わるものだけではありません。モノや出来事の価値も発見します。つまり、「ほめ達」とは価値発見の達人なのです。

 そして、言葉を使うことだけに限定しません。言葉を使うことなく相手を認めることも行います。これが、先述の「ほめずにほめる」です。

 ではどうすれば「ほめずにほめる」ことができるのか。

 例えば、挨拶の仕方です。

 挨拶には「相手を認める挨拶」もしくは「ほめる挨拶」といえるものがあります。

 挨拶プラス、ひと言加える挨拶で、私たちはこれを「ふた言挨拶」と言っています。

 具体的には次のような挨拶になります。