トヨタ自動車やサントリーなど日本を代表する企業であっても、“同族経営”は少なくない。キッコーマンもその一つ。だが、そのスタイルは、一般的な同族企業の“世襲制”とは一線を画す。営業利益に占める海外比率が7割を超え、「千葉の醤油屋」からグローバル企業へと脱皮を遂げた。特集『キッコーマン 最強“同族経営”の錬金術』は、3月23日(月)から27日(金)までの全5回で、創業103年目を迎えたキッコーマンの同族経営の全貌を解き明かす。(ダイヤモンド編集部 山本興陽)
#1 3月23日(月)配信
キッコーマンのドンが明かす、同族経営「ボンクラ息子問題」回避の掟
同族経営には宿命ともいえる欠点がある。それは“ボンクラ息子”と“骨肉の争い”問題だ。ただ、キッコーマンにはこうしたトラブルを避けるおきてがある。キッコーマンの“ドン”である、茂木友三郎名誉会長が明かす、同族経営のトラブル回避策とは。
#2 3月24日(火)配信
キッコーマンがコンビニの「PB商品」をやらずに売り場を確保できる理由
小売業が企画・販売するPB(プライベートブランド)の勢いが止まらない。食品メーカーは薄利での製造を強いられている。しかし、キッコーマンは「しょうゆでPBをやらない」と断言する。強気な姿勢の裏には、したたかな小売業の攻略法があった。
#3 3月25日(水)配信
キッコーマン、豆乳シェア50%超の裏にある「異端のマーケティング術」
右肩上がりの成長を続ける豆乳市場。実は、50%超のシェアを握るのがキッコーマンだ。「プリン」や「ブラックチョコレート」といった奇妙な味の商品もあり、売り場をにぎわせている。豆乳で快進撃を続ける裏には、“異端”のマーケティングが存在した。
#4 3月26日(木)配信
キッコーマンが利益の7割を稼ぐ海外事業、他社がうらやむ高収益の秘密
キッコーマンの売上高の6割、営業利益の7割を稼ぎ出すのが実は海外事業。「目指すところはキッコーマン」と同業他社がこっそり参考にしていた。国内の食料品製造販売の営業利益率が約6%であるのに対し、海外では同20%。高収益体制の秘訣に迫った。
#5 3月27日(金)配信
キッコーマン社長が語る、トップシェアを維持する「王者の経営戦略」
縮小を続ける国内のしょうゆ市場。しょうゆメーカーの数はこの30年間で半減した。厳しい事業環境をどう生き抜くのか。キッコーマンの堀切功章社長に日本のしょうゆ産業の今後の展望について聞いた。
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