売り上げ規模だけでは、外食企業の経営者たちの実力は測れない。そこで、特集「外食の王様」6皿目では、利益率や資本効率、株主への貢献度をトップの在任期間内で数値化し、ランキングした。真の“外食王”はいったい誰なのか。
営業利益率、ROE、時価総額を基に
「経営者力ランキング」を作成
人口減少、高齢化……。市場の縮小は避けられず、国内の“食”を取り巻く環境は年々厳しさを増している。
だがそんな中で、顧客のニーズと胃袋をがっちりとつかみ、大きな成長を遂げた外食の“王者”が存在するのもまた事実だ。
ダイヤモンド編集部は今回、店舗での飲食業を主とする上場企業100社から、営業利益率やROE(株主資本利益率)、そして現任の経営トップの在任期間中に、株式時価総額をどれほど向上させることができたのかを指標に、ランキングを作成した。
算出方法の詳細は下に掲載しているが、作成に当たって重視したのは経営効率だ。市場が縮小する中で、高い利益率を実現しながら、資本を効率的に活用して会社を成長させることができたのかを可視化することが狙いである。