サウジアラビアとロシアは9日、原油生産を削減することで原則的に合意した。1カ月にわたる2大産油国の対立で原油価格は急落していたが、近年にはなかった大規模な協調減産が実現することになった。  石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の産油国がビデオ会議で減産を協議。 サウジは4月の生産水準から日量400万バレルを削減する。ロシアは日量200万バレルの削減で合意した。  OPEC関係者はウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)に対し、サウジなど石油輸出国は世界の供給量から日量2000万バレルを減らす方法を探ってきたと語った。