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関西の人気私立大学である関関同立(関西、関西学院、同志社、立命館)は、中高一貫の付属・系列校も多く、一般入試以外の入試形態では、内部推薦が多くを占める。その中で特に狙い目なのは、中学の偏差値がそれほど高くないのに大学への内部進学が可能な「レバレッジ度」の高い付属・系列校だ。特集『AO・推薦入試必勝法&21年入試研究』#6 では、王道から「お得」な狙い目まで網羅した関関同立の付属・系列校ガイドを作成した。(ダイヤモンド編集部 竹田幸平)

「週刊ダイヤモンド」2020年3月14日号の第1特集を基に再編集。肩書や数値など情報は雑誌掲載時のもの。AO・推薦入試は2021年度から総合型選抜・学校推薦型選抜に名称変更

関関同立の狙い目付属で一流企業へ
高レバレッジな一貫校を探せ!

 私大の定員厳格化、入試改革を巡る不透明感……。こうした出来事が後押しする形で「長く落ち込んでいた『関関同立』の付属・系列校の受験人気が盛り返してきている」と、中学受験事情に詳しい日能研関西の森永直樹取締役は話す。

 関西圏の中学受験を巡っては、リーマンショックを経て、経済的理由などからしばらく私立の中高一貫校を敬遠する動きが広がった。だが、このところは冒頭の要因もあり、関関同立クラスの大学進学まで見通せる安心感から付属・系列校熱が再び高まっているという。

 では、各大学に複数ある中高一貫校のどれを目指せばよいのか。