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増加傾向にあるAO・推薦入試だが、一方で合格者の傾向に対する批判も多い。特集『AO・推薦入試必勝法&21年入試研究』#4では、AO・推薦入試のメリットとデメリットを検証した。(ダイヤモンド編集部 篭島裕亮)

「週刊ダイヤモンド」2020年3月14日号の第1特集を基に再編集。肩書や数値など情報は雑誌掲載時のもの。AO・推薦入試は2021年度から総合型選抜・学校推薦型選抜に名称変更

【AO・推薦入試への批判(1)】
推薦組は学力が不足している

 そもそも一般入試で大学に受かるのであれば、AO入試や推薦入試を受ける必要はない。その意味で大学入学時の学力は、一般入試組の方が平均では高い。よく聞かれる批判だが、これは事実だ。ただ、MARCH以上の大学の調査では、卒業時の両者の成績に大きな差はない。

 なぜなら、一般入試組が偏差値に左右されて大学を選びがちなのに対して、「推薦入試組は目的意識を持って進学」(後藤氏)。マッチングがうまくいっている分、専門科目の成績が伸びやすいからだ。

 実際、今回のMARCH関係者への取材でも、入試形態による成績の優劣はないという声が多かった。就職も一般と推薦による優劣はない。

「企業が評価するのは目的意識を持って学んできた学生。AO入試が求めていることと似ていますよね」(同)