山小屋は作りに行くとして、探せば他にも面白そうな企画が見つかるかもしれない。Bさん一派は勤務中、少し空いた時間ができるとこぞって面白企画探しに精を出し、URLを送りあった。

「面白い企画がいろいろと見つかって、協議の末そのうちいくつかをやることになり、2年先まで遊びで予定が埋まった。世の中、面白そうなことがまだまだたくさんありそうで、今後も気合を入れて遊んでいきたい」(Bさん)

 ちなみにBさんも元から「特に出世欲が強いわけではなく、プライベートの方が大切」と考えるタイプの人で、テレワーク中に「これからもっとプライベートが充実しそうだし、充実させなきゃな!」と、己の出世欲のなさを再確認したようであった。

やはり仕事は会社でしたい
諸要素により集中できない自宅という環境

 Cさん(35歳男性)は「出世もしたいし、家族も大事」という、現代型のバランス派である。平日は子どもたちと触れ合う時間が少ないため休日にそれを取り戻している。

 それがコロナの影響でテレワークが多くなった。子どもたちの学校、および保育園は休みで、飲食業の妻もシフトが減って、家族で過ごす時間が大幅に増えた。

 それでCさんは単純にハッピーかというと、そうでもないらしい。

「家族と過ごす時間が増えたのはうれしい。けれどもその半面、仕事に打ち込みきれないことを不満に感じることもある。

 仕事はやはり会社でやるのに慣れているから、自宅だと思うようにいかないのがストレス。もっともこれは慣れの問題かもしれない。

 それと、家にいると仕事とプライベートの区別が付けにくいので、ズルズル家族と過ごしてしまいがちになる。子どもたちもフラストレーションが溜まっているのか、毎日兄弟ゲンカをしていて、それはそれで健全な関係の範囲内だと思うが、ワーワーやってるのを横で聞かされると集中できないし、仲裁に入る必要もあるしで、『仕事に集中させてくれ…!』と思うこともしばしば。

 自分勝手だとは思うが、子どもたちがひたすらかわいく思えていたのは、休日だけという限定した時間枠があったからかもしれない。

 テレワークで、そうした自分の身勝手さと、『俺って仕事好きなんだな』ということに気づかされた」(Cさん)