「一緒に働く価値があるかどうか」を伝える方法

企業の採用担当者は1日で多くの学生と話をする。

当然、話の内容が入ってこない学生に対して理解しようとするより、話の内容がわかりやすい学生の中から、「一緒に働きたい人」を見つけていくほうが、採用活動としては効率的かつ効果的であるといえる。

そうなると、話の内容はわかりやすくしなければならない。

これらを踏まえて、自己PRを考えていく必要があるのだ。

一緒に働く価値があるかどうかを、どのようにして説明できるのだろうか

私たちの運営するキャリアデザインスクール・我究館の学生の例をあげたい。
金融業界の営業職を志望していたAさんだ。
彼のアピールポイントとしては、次の通りだ。

「目標達成のために結果に執着すること。加えて、当たり前のことを当たり前にする誠実さで、信頼関係を結果につなげていきたい」

Aさんは幼い頃から目立ちたがり屋で、勉強もスポーツもできた。
しかし、中学生になるといじめに遭ってしまい、自分のプライドを深く傷つけられてしまった。

その状況を打破したのが、得意だった勉強やスポーツ、それと彼の誠実さだった。

勉強やスポーツで出した「結果」と何事にも真剣に取り組む「誠実さ」で、周りの人の態度を変えることができた。

この成功体験が、Aさんの大きな行動の源泉になっている。