銀行融資先危険度ランキング#4Photo:Andriy Onufriyenko/gettyimages

コロナ禍は企業業績も直撃した。2月以降、経済活動縮小や消費の蒸発で売り上げは急減した。大幅減収は不可避。直近3カ月間の決算動向に加え、前期の実績を会社予想と比較して精査。今期の会社予想も展望して、苦境に立つ融資先を浮き彫りにする。特集『銀行融資先危険度ランキング』(全7回)の#4では、四半期減収率、期初予想未達成率、予想減収率の三つのランキングを作成した。(ダイヤモンド編集部編集委員 竹田孝洋)

経済活動縮小、消費蒸発
足元の売り上げが消えていく

 新型コロナウイルスの感染が拡大していった2月以降、経済活動の縮小に拍車が掛かり、消費は蒸発した。当然ながら、企業業績も急激に悪化した。

 その悪化の度合いを浮き彫りにするために、今年2月もしくは3月に終了した四半期決算の売上高と純利益を、それぞれ1年前の四半期決算と比較し、売上高の減少率が高い順にランキングしてみた。