新型コロナウイルスの感染拡大で、銀行の融資先は甚大な打撃が避けられない。特集『銀行融資先危険度ランキング』は、短期資金への依存度や固定費の増加など、12本のランキングで危険度を精査する。三菱UFJ、三井住友、みずほの3メガバンクについては、借入金額が大きい融資先をそれぞれチェックする。6月1日(月)から6月7日(日)までの全7回で、銀行の融資先に潜むリスクを徹底検証する。
#1 6月1日(月)配信
「銀行が命運握るリスク」が高い企業ランキング、資金逼迫度と疎遠度で100社分析
短期資金への依存度が高い融資先は、借り換えの際にリスクが生じる恐れがある。社債依存度が高い企業は、いざというときに銀行に頼れない可能性がある。こうした融資先を計100社取り上げる。メインバンクとして、今後どう向き合っていくかが問われることになりそうだ。
#2 6月2日(火)配信
リストラ危険度が高い企業ランキング、「人件費・固定費負担」急増の200社
コロナ前に、今後も経済の拡大が続くとみて、積極的に社員を増やしたり、設備投資にアクセルを踏んだりした企業が苦しんでいる。コロナの影響で売上高が蒸発すれば、収益の急激な悪化が必至なためだ。5年前と比較して、人件費・固定費を大幅に増やした融資先をあぶり出す。
#3 6月3日(水)配信
資金繰り危険度が高い&過剰在庫を抱える企業ランキング100社
コロナ禍で厳しい環境の中、最も頼れるのはキャッシュ(現金)である。その現金が、1年以内に支払いを迫られる流動負債に対して少ない融資先50社をピックアップ。さらに、売り上げが立ちにくい状況で、過大な在庫を抱える要注意企業50社についても指摘する。
#4 6月4日(木)配信
コロナで大幅減収の企業150社ランキング、直近3カ月・前期・今期予想で抽出
コロナの影響で、企業がどれだけ打撃を受けたかを見るには、2月以降の業績をチェックする必要がある。直近3カ月間の決算動向に加え、前期の実績を会社予想比で精査。今期の会社予想も展望し、大幅減収を強いられる融資先計150社を挙げる。
#5 6月5日(金)配信
三菱UFJがメインバンクで借金大の企業ランキング、危険度9指標で徹底分析
三菱UFJ銀行がメインバンクで、トヨタ自動車や三菱商事など借入金の総額が大きい融資先100社をランキングした。短期資金への依存度や固定費の増加など9本のランキングで、同行の大口融資先の危険度を個別に精査する。
#6 6月6日(土)配信
三井住友がメインバンクで借金大の企業ランキング、危険度9指標で徹底分析
三井住友銀行がメインバンクで、三井物産や東京電力ホールディングスなど借入金の総額が大きい融資先100社をランキングした。短期資金への依存度や固定費の増加など9本のランキングで、同行の大口融資先の危険度を個別に精査する。
#7 6月7日(日)配信
みずほがメインバンクで借金大の企業ランキング、危険度9指標で徹底分析
みずほ銀行がメインバンクで、ソフトバンクグループや日産自動車など借入金の総額が大きい融資先100社をランキングした。短期資金への依存度や固定費の増加など9本のランキングで、同行の大口融資先の危険度を個別に精査する。
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